あると
新出の松鶴図屏風は作品の構造上、いまいちぴんとこず。 ああ、あの京博の群鶴図屏風、金屏風がみたい。とホームシックになる。 ど迫力の雲龍図屏風と一緒に展示されたこともあったよな。。。 三井記念美術館自慢の雪松図屏風をこの日初めて見た。 ・・・應…
公開前PRにポソッと「※盧舎那仏は展示されません」と但し書きされていたのが切なかった。その記載が必要という苦渋の決断をした人が気の毒でしょうがない。 昨今の仏像ブームのため闇雲に混雑必至の展覧会なので、公開初日が金曜だったこともあり、夜間拝観…
会期:2010.9.7-10.17 名高い《焔》を東博の平常展で見ていたかどうか曖昧だったこともあり、早々に足を運ぶ。 見事な程美人画がならび、既に第二展開目には件の画が現れた。 やはり、これは観ていれば曖昧になどの凝る代物ではないわけで。 六条御息所とい…
いつだったかとログを探してみると2004年だった、東京都現代美術館で、球体関節人形展があった。押井守監督のアニメ「イノセンス」を絡めた企画展だったと思った。 その展覧会に可淡氏の作品が会するという情報を得て、まだ行った事の無い美術館へ足を運んだ…
三菱が夢見た美術館 三菱一号館美術館開館記念展 2010年8月24日〜11月3日 まだ観てない?見てない。。。??という記憶が確かなら、とログをひっくり返してみてみれば、やはりこれは遠路川越まで見に行った「没後100年 橋本雅邦展」では出ておらず、代表作を…
中村正義 源平海戦絵巻 第2図(海戦) いまさらこの人の魅力を此処で知る事になるとはあまりにも口惜しい。 争いに流れる「血」というものがダイレクトに描かれている、というより標されている。 江戸時代に起こった陽明学左派に対する文化の傾倒でもみられる…
今回の所蔵作品展では他にあと2点、特筆すべきが。 これはコンスタントに見る事が出来ており、しかも都度、じっくり時間を取れている。 それでも見飽きる事の無い作品。 龍に騎る楊柳観音の静かにも力強い視線のその先、龍の鱗のうねり。 荒れる気流の中、…
MOMATのサイトを見ていたら、所蔵作品展に大観の菊慈童が出ているというのであわてて炎天下の竹橋へ。 なんだここに所蔵されていたのか・・・。あいたかったよ。 最新の図録を手元からなくしてしまったので、こういった大作と呼ばれる部類からは少し外れてい…
風変わりとも言われつつも、なんだが愛嬌のあるおじいちゃん像。 それでも、最晩年まで己が火を絶やすことなく求め続けてたことに、 美しくもある哀切を感じる。 ことばを尽くした人の生き方とはその命が何年あろうと満たされることは無い。 蕪村の感性はそ…
すっかり本館は跡形もなく。 がっつり工事してますが、この下に豊國寺の遺構があったのではなかったっけ。調査後、後世に残す為、また埋設保存にしたんだったような。 失われた中世のランドマーク。 化学の進歩が次々と太古の真実をあばく昨今。 地下にはま…
確かに、アコが懸念している通り、茶道をするにあたり、 流派は様々だし、どの流派だったら簡単などというのは一切ありませんよね。 それぞれの流派が独自の感性と哲学から成り立っているので、 では、初心者は、特に外国人や海外に居る人などは、どうやって…
もう、余の人の多さに、絵画鑑賞とはなんぞ?などと 苛つく自分がもったいないので、既に鑑賞した経験のあるもの、 待てば収蔵先でいずれ公開されるもの以外、 コレ一枚の為に能登までは。。とか、再度の公開の目処ほぼ なし。といった作品にしぼっていざ、…
自分の限界を知りたいが為に、限りなく広く続く画材を求めてる。 動植彩絵の「牡丹小禽図」が頭をよぎる。画面いっぱいに牡丹を描き続け、筆を止める事を忘れた、というより知らないかのように。この人の瞳は万物をどう映していたんだろうか。研究者は実はそ…
いまや、しゃばでは絶対こんなにじっくり観れない。 お山に登る(バスが)だけの価値あり。 2000年の若冲展以降の新出を多く揃えた展覧会となっている。若冲の絵画をこれだけじっくり、1点1点浴びるように鑑賞できたのは、何年ぶりだろうか。そうだ、動植…
川越大師と呼ばれる喜多院でまず下車。 江戸から明治に掛けて奉納され続けた五百羅漢はその数五百オーバーの 538体だそうで。誰が重複しているのかはわかりませんが・・・。
うだうだして最終の週末になってしまったバチは、大事な図録が完売。 比較的水墨画が多かったのでぜひとどめておきたかったのに。 でもこれで以前のフットワークを取り戻せれば御の字か。 雅邦の独特のタッチと画面構成を堪能できたこともあり、楽しい1日で…
東京国立近代美術館工芸館で5月21日まで会期の所蔵作品展。 この5年間で新しく収蔵された作品を中心として展示されている中に吉田良氏の 作品があったため、伺って来た。 天野可淡氏のご主人なわけですが。 硝子ケースの中に四谷シモン氏の作品と並び赤い着…
昨今のフィギュアやゴス流行りのせいか、いろいろな人形作家さんの 作品を見る機会が多いのだけど、残念ながらやはり可淡氏の作品に およぶものに出逢えない。 これがやりたかったんだろうな、とか狙いの主旨は理解できるんだけど、 どうしてもそればかりが…