びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

上田秋成展


風変わりとも言われつつも、なんだが愛嬌のあるおじいちゃん像。
それでも、最晩年まで己が火を絶やすことなく求め続けてたことに、
美しくもある哀切を感じる。
ことばを尽くした人の生き方とはその命が何年あろうと満たされることは無い。
蕪村の感性はそのことばを得ることで、またあらゆる動きを生む。
彼等にはその同じ血脈があるんだろう。
ならば、
そのことば無くとも、画がその生命を語る応挙を
秋成は特別な視線で見ていたと思う。
良い意味で。





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