読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

東博へゆく






 公開前PRにポソッと「※盧舎那仏は展示されません」と但し書きされていたのが切なかった。その記載が必要という苦渋の決断をした人が気の毒でしょうがない。


 昨今の仏像ブームのため闇雲に混雑必至の展覧会なので、公開初日が金曜だったこともあり、夜間拝観?、夜間開館を利用。


 出品目の事前チェックもせず挑んだが、1室の瓦群に意外なほど心酔する己に驚く。1200年感覚がびりびりくる。天平の甍の魅力とはこのびりびり感なんだろうか。初めて知った。





 最近の東博の演出趣向は確かにドラマティックで、2室に進むと真っ赤っか。瓦以外は点数も多くはないので、演出と映像資料で補われている。昨今の映像再現力は確かなのでガラスを挟んで一生懸命見るよりより鮮明に資料として見ることができるので結構好き。
 2室で何よりも驚いたのは、大仏殿の前にあった八角灯籠が本当に運ばれてきていることだった。
あそこから引っこ抜いてきてしまっている。そんなまさかと、信じられず、[http://todaiji2010.jp/blog/index.php?calendar_y_look=2010&calendar_m_look=09&calendar_d_look=1&look=look&y=2010&m=09
:title=あとから探したら本]当に、引っこ抜いてきてる。

なんてひどいことを・・・。


『八角燈籠のない東大寺大仏殿は少し寂しいかもしれませんが、
いつもとは違う風景もすてきです。
ぜひ、この期間に訪れてみてはいかがでしょうか。』だって。

    • ただいま東京へ旅に出てます。--

とかふざけた看板が置かれているのだろうか。
最近何でも運ぶな、ペリカン便(もういないけど)・・・。
大きさの限界はどこにあるんだろうか。丈六くらいかな。


 第二会場映像室、東博の凸版印刷のバーチャルシアター好きの私にはたまらん、盧舎那再現。ただ、解説が宗教がかってて残念。


ただ一つ、最後の4室で衝撃の出会い。
かねてから訪ねたかった勧進所の公慶上人がここに御座すではないですか。ちょろっと奈良に行っても限られた時間の中出向くのはいやだったので、いつか必ず参りますと心に誓うこと数年。開帳される日が制限されていることを知ってからは息も消沈。
それ故か、わざわざそちらから出向いてくださるとは、かたじけなくも身に余る幸せ。何年ぶりのお江戸でしょうか。かなり変わっちゃってると思いますが。
想定だにしていなかった出会いに打ち震えるも、閉館時間を知らせる無情のアナウンス。最後はガードマンに無機質に追われるように館を跡にする。
次回は必ずお堂で。あなた様と一緒に天平の甍を望みたいです。





 そもそも、よっぽどのビッグネームでない限り、仏像自体にはさほど興味もなく、お堂にあって崇められている姿が美しいのであって、ペリカンに運ばれてきてまで。。。というのが本当のところ。
1時間もあればいいか。と高をくくって挑むが、ほれみたことか。
せめて十分な下調べをしましょう。という毎回の教訓。




光明皇后1250年御遠忌記念
特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」
東京国立博物館平成館 2010/10/8日(金)〜12/12(日)
The 1250th Memorial of Empress Komyo
Todaiji Temple and Monuments of Tenpyo Culture




※画像は全て「東大寺大仏―天平の至宝―」オフィシャルサイトより。




にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村