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びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

三井記念美術館 土曜講座



講師は東大(?リタイアしたっけ)の 河野元昭先生。
いつもながらおもしろい先生。


「國華」の創刊号、つまり岡倉天心が発行した第一号を見せてくださる。
三井記念美術館が所蔵しているらしい。
危うく受講者の席に回そうとしてたが、あまりに大型本なので断念される。
キュレーターのほっとした顔がおもしろかった。


國華の発行部数が年々減っているといって嘆いてらっしゃる。
國華は世界三大美術誌といわれ、他の1誌、フランスのGazette des Beaux-Arts ガゼット・デ・ボザールはすでに2002年休刊。
(あと1誌はなんだっけ・・・)
そうはおっしゃっても先生、國華、高価すぎます。月刊誌としては。


應挙のお勉強おまとめ
・dimension 西欧の遠近法→中国画→眼鏡絵(くぼみ画)
・realization 18世紀実証主義 写生
・typical   典型美 理想主義
・tradition  京都 庇護者 視覚 素材 寓意(metaphor)装飾
くぼみ画は奥にくぼみつつ眼前まで延びてくる、一種のアトラクションとしての画。
18世紀、朱子学から陽明学へと広がる思想を背景に、対象の最も美しい形を抽出し理想的な形として表現、典型化する。そして全ての画派に必要な伝統と流儀を併せ持つ。
完成期から円熟期へ向かい、迫央構図の完成。これは、應挙の画に見せられる理由。私が臨界点と呼んでいた鑑賞時の立ち位置の意味がよくわかった。
画の中の世界と鑑賞者の次元との臨界点を見つけ出したときの迫力はものすごい。画の中に溺れる。





特別展 円山応挙 ー 空間の創造
平成22年10月9日(土)〜11月28日(日)
三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/