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びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

2011/02/20百獣の楽園−美術にすむ動物たち−京博

楓鹿図屏風 長澤蘆雪 六曲一双 紙本墨画淡彩 18世紀

双鹿図屏風 円山應挙 二曲一隻 紙本金地着色 18世紀

見事な3D感。正面を向く牡鹿のでっかい鼻をべちゃっとつけられている様な感覚になる。

その後くるのは頭突き。気をつけねば。

木版下絵和歌巻 本阿弥光悦 一巻 彩牋墨書 桃山

屈んで見上げるようにすると、雲母刷りの鹿が見えてくる。と、そうキャプションつけてあげないと、

わかんない人いるんではないだろうか。。。

 

雪中三獣図襖 森狙仙 四面 紙本墨画淡彩 18世紀

 

色絵象香炉 柿右衛門 一合 有田焼色絵磁器 17世紀

象はこれでいいのだ。。と思う。

帝釈が普段乗っているのはこのタイプ。彼は何頭か飼っていて、戦の時は乗り換えている。

象蒔絵象嵌色紙箱 一合 木製 蒔絵 象嵌 18世紀

 

猿蟹図 雪村周継 一幅 紙本墨画 室町

猿蟹図 伊藤若冲 一幅 紙本墨画 18世紀

猿図絵馬 森狙仙 一面 紙本墨画淡彩 文化11年(1814)

 

葡萄図 愚庵(ぐあん)一幅 紙本墨画 本法寺(京都)南北朝-室町

菊竹蟷螂図 雪村周継 一幅 紙本墨画 室町

夕顔蒔絵象嵌料紙・硯箱 一具 木製、蒔絵。、象嵌 18世紀

貝、鼈甲、陶器、象牙と、楽しくなる色彩と木目が特徴的。

朝顔に蛙図襖 長澤蘆雪 襖六面 紙本墨画 高山寺(和歌山)

これが今回の本題。MIHOの蘆雪展にも出ていなかった。朝顔の根元が奥、蔓が絡んだ竹が手前の構図で見るのが

いいだろうか。いずれにしても、二匹の蟇が何を話しているのかストーリーが広がっておもしろい。

何度も弓なりに伸びた蔓を目で追う楽しさ。朝顔の花も一つ一つが意思をもっててアリスに出てきそう。

蚤図扇面 長澤蘆雪 紙本着色

 

百犬図 伊藤若冲 一幅 絹本着色 寛政11年(1799)

こんな柄の犬いないし。。。と。この画家は、「とにかく毛模様を描きまくりたい」という衝動で着手するのではないか。。。本能赴くままに69ひき。。だったかな。

 

文殊菩薩像 滋賀・延暦寺 一幅 絹本着色 鎌倉時代

獅子顔がこんなにもアニメチック。この時代の作品に時折あるこの描写。もうちょっと詳しくしりたい。

 

雲龍図 張徳輝(ちょうとくき)二幅 紙本墨画 明代

龍袍 一領 絹 清代

琴高仙人図 雪村周継 琴高・群仙図三幅のうち 紙本墨画 室町

雲龍図屏風 円山應挙 六曲一双 紙本墨画金泥 安永二年(1773)

放電と胴のうねり。翼など無くても渦潮や雷雲の間を滑るように飛来する霊獣。應挙の龍が何よりも美しい。

 

百鳥文様打掛 一領 絹(友禅染)明治

ど派手でやくざだ。それ故、粋だ。どんな人がオーダーしたのだろう。

群鶏図障壁画 伊藤若冲 襖・壁貼付九面のうち、襖六面・壁貼付一面 紙本墨画 天明9年(1789)

四季花鳥図 狩野元信 九幅のうち四幅 紙本着色 室町

先の若冲、群鶏図障壁画とこちらは京博の常設で何度目か。四季花鳥図は全幅並んだら野鳥パラダイスだ。

鳥類図鑑 狩野派 一巻 紙本着色 室町

要は粉本。細かな指示が書かれていておもしろい。

花鳥図押絵貼屏風 狩野永徳 六曲一双 紙本着色 桃山

数年前の発見後、京博の永徳展に出品されたが、おばちゃん同士の小競り合いに気を取られて

ゆっくり見る気にもなれなかったが、今回は独り占めでじっくり。

植物の種類が判別しにくいが、鶏頭とトンボの一曲が特に好き。さすがのバランス。

誰よりも繊細であったろうこの画家が、戦国時代に生まれてしまった運命の不思議を改めておもわされる。

 

花卉鳥獣図巻 国井応文 望月玉泉 二巻 絹本着色 明治

十二類絵巻 一巻 紙本着色 三巻のうち巻上

十二支のタカピシャ度満載だ。

 

倣梁楷黄初平図(ほうりょうかいこうしょへいず) 雪舟等楊 一幅 紙本墨画

牛図 俵屋宗達 二幅 紙本墨画 頂妙寺(京都) 1世紀

若冲の病的なたらし込みよりこちらのたらし込みの妙が好きなのだ。

牛図扇面 円山応瑞 一本 紙本墨画淡彩 19世紀

応瑞は應挙の長男。

野馬図屏風 与謝蕪村 六曲一双 絖本着色 宝暦13年(1763)仁和寺

絖は西陣でも織られた繻子織りの絹。以前、狩野先生の講義で話されていた以降、初めて見る。

蕪村の弟子をはじめとしたパトロン組合が出資して絖の費用を調達し、できあがった作品。

 

鍾馗虎図 雪村周継 一幅 紙本墨画 室町

躍動感あふれる鍾馗さんがおもしろい。虎がじゃれているようにしか見えないし。

虎図 長澤蘆雪 一幅 絖本墨画淡彩 18世紀

状態も発色もよい。蘆雪の描く獣禽類の足が特徴的。

虎豹図 伝狩野松栄 二幅 龍虎豹図三幅のうち 紙本着色 室町

息子永徳との大合作、大徳寺聚光院、衣鉢の間にやはり虎のファミリーが描かれている。

京博に収蔵される前に急いで見納めに行ったが、こころにじーんと来たのが思い出された。

竹虎図 尾形光琳 一幅 紙本墨画 18世紀

何度見てもふざけた話だ。絵画の見方というのを見るたび毎に学ばされます。

 

惺々狂斎画帖 河鍋曉斎 1帖 絹本着色 明治3年

化け猫の一図。実物初めてだったかも。

 

狐の嫁入図屏風 呉春 六曲一双 紙本墨画淡彩 18-19世紀

簡素な線がなかなか幻想的にみえる妙。これ、自分ちにあったら本気で嫌だ。

狐狸図 葛飾北斎 二幅 紙本着色 嘉永元年(1848)

どちらも哀愁漂う狐狸。

 

兎図扇面 元久印 一幅 紙本墨画 室町

大きく昇る月を羨望の眼で見つめる兎。己のみを焼き月にのぼった故事が思い出された。

 

獏蒔絵枕 一基 木製漆塗蒔絵 18世紀

獏が美しく気高い。のだが、これでは寝にくい。

 

 

 京博所蔵品が主だっていたので、甘く見てたけど、大作が多くゆっくり見れたから、

思いの外フルボリューム。早く常設館復活しないだろうか。京博。

 

百獣の楽園−美術にすむ動物たち−

京都国立博物館

2011/07/16-8/28