びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

総合文化展(平常展)






源氏物語図屏風(初音・若菜上)土佐光起筆 江戸時代(17世紀) 
                 2010/12/14〜 2011/1/23


土佐派の本領。源氏物語の場面、部屋の中の様子を
御簾越しに覗きみるように描かれる。場面の上から全面に細い御簾の目が描かれており、全景がかすんで見える。
近づいて観ればごまかされることなく描き込まれた着物の柄模様。
期待通りの作品。





国宝 檜図屏風 狩野永徳筆 安土桃山時代(16世紀)2011/1/2〜16


ゆっくりみれることもそうそう無いのでと思ったが、
相変わらず理解不能。おっしゃるとおりの荒々しさや手に汗握る勢いを感じつつも、
目の前にしてなんか落ち着かない。
應挙のように臨界点でも見つけられたらそのとき初めて良さがわかるのだろうか。
未熟者だな。わし。





重文 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀
                 2011/1/2〜 2011/1/16


この屏風の前はさすがに人だかり。
それでも人手が途切れることもあるので、ここまでじっくり眺め続けられたのは初めてかも。
鮮やかで深みのある色豊かに描かれた風神雷神図はやはり数ある中でも光琳が一番好みかもしれない。





重美 羅浮仙図 岩佐又兵衛筆 江戸時代(17世紀)2010/12/14〜 2011/1/23
衣紋の柔らかさと神々しさにしばし目を奪われる。





雪中老松図 円山応挙筆 江戸時代(明和2年(1765))
               2010/12/14〜 2011/1/23
最近調子に乗って臨界点探しばかりしている。軸では無効か。
ほっとする作品。






松梅群鶏図屏風 伊藤若冲筆 江戸時代(18世紀)
           2010/12/14〜 2011/1/23


なぜこれを出していることをもっとアピールしなかったんだろう。
助かったが。



先日から久々に若冲墨画をまとめてみている。
こうなってくると彩色画が観たくなってくる。



もはや十八番もスピードが命か。様々な技がいくつも盛り込まれていながら
画面の流れはさわやかでほっこりさせる。
もう手慣れたもんだ。





雪中棕櫚図 秦意冲筆 江戸時代(19世紀) 2010/12/14〜 2011/1/23





鷹山水図屏風 雪村周継筆 室町時代(16世紀) 2011/1/2〜 2011/1/30




松並木 横山大観筆 大正2年(1913) 2011/1/2〜 2011/1/30
阿弥陀堂 小林古径筆 大正4年(1915) 2011/1/2〜 2011/1/30
重文 弱法師 下村観山筆 大正4年(1915) 2011/1/2〜 2011/1/30
神輿振 前田青邨筆 大正元年(1912) 2011/1/2〜 2011/1/30
上杉鷹山高橋由一筆 明治14年(1881) 2011/1/2〜 2011/1/30