びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

横須賀市美術館 —日本の「妖怪」を追え!ー に行ってきた。

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横須賀る。
なぜか二日連続。
 
横須賀美術館へ、ある目的を果たす為に行くよ。
身近な半島。三浦半島でも、東側はあまり行かないので、
美術館のサイトにある通り、横横道路の馬堀海岸経由で向かうよ♪
 
暑いので、歌うように。>だらだらしてる。
 
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外気温との戦いの中、売店のおかーさんが、気が利いていて素敵だった。
垂れるからってカップくれた。
目の前で幾度となく繰り広げたれたソフトクリームメルトダウンを知ってるんだ。
 
高速道路 通過儀礼を果たしたので、
改めて、目指すは観音崎にある横須賀美術館
 
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誠に残念ながら、今日わかった事一つ目は、
横横道路の馬堀海岸線はあまり役に立っていない。
ということです。
いっそ、このまま忘れ去られて半島の良き海岸線を維持してほしいです。
 
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妖怪画の展覧会は夏の企画展の定番な上、江戸後期浮世絵があまり得意でないのだけど、今回は近場で、かねてから一度見ておきたかった画家さんの絵が出ているから。
行く。
 
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当該の画家さん(でいいのかな)、
玉堂26才の時の絵を見て、「負けた」と一言だったそうで、
それで、もともと余り好きではない画風の方だったが、
一度実物を見ないといけないな。と興味が沸き、折りあらばと思ってた。
 
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なるべくニュートラルに絵は見たい。
素人なので先入観を作ってしまってから実物を見るのはだめでしょ?
と思いつつも、やはり残念ですが、余り好みの絵ではなかった。
女性画家が描く、こういうカリカリした絵は、現代絵画にかなり有るけど、正にピンからキリまで様々。
女性特有の赤裸々なエロとグロも、絵が独りでに作り出す厚みとストーリー性がどれだけ吹き込まれているか、自己満足に終始するのか、画なのかイラストなのか、といった洗練された要素が持てるからこそ、美しい。
 
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本日の良い出会いは、フジイフランソワ氏。
5〜6展の出品作品が若冲画のデフォルメ作品。
若冲画自体がデフォルメのデフォルマシオンとも見れるが、その実、当の若冲の写生を重ねた故に表現される生命の本質は、それを題材にする方にも追随する写実表現の技術が必要となる。
若冲画にインスピレーションを受けてのデザイン企画や、個人作品は数有れど、
「お、」と足を止めさせ、ニヤッとさせてくれる作品はそうそう無い。
くやしいな−。もっと早く知りたかった。
 
おどろおどろしくて、愛嬌があるって、若冲や蘆雪の最高のテイストでしょ。

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まとめて作品をもう一度みたいな。
図録買ってくればよかった・・・。
 
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曇天で、たまーに日が差す程度の空だったけど、気持ちが良い!
小さいけど、良い美術館でした。
そして、半島ってやっぱいいよ。この感じ。大事だな。
 
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2013/7/13(土)~9/1(日)