びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

本日の東博

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ぴーっかんっ、すぎて上野駅から東博迄の距離さえ危ぶまれる暑さ。
一刻も早く館に入りたい。
 
平成館のラウンジでクールダウンしながら、今日の動きを練る。
ランチは上野駅のエキュートでおにぎり二個を用意。
 
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toppanミュージアムシアターは、以前無料だった時のクオリティーとあまり変わらないので、イマイチなのだが、何しろ舟木本 洛中洛外図の言葉に弱い。
500円玉握って東洋館に。
 
市河米庵コレクションの寄贈品
四季花鳥図巻 1巻 王岡筆 清時代(18世紀)市川三鼎氏寄贈 TA-82
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東洋館 5室
揺銭樹 1具  四川省周辺出土 後漢時代(1~2世紀)TJ-5707
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青銅製の細工。
頂上に玉を加えた鳳凰があり、雲気の沸き立つ中に、神獣、神仙、五銖銭とめでたい尽くし。軸には龍が何匹も絡みついている。
1〜2世紀のものというので、撮っておいた。
まだ仏教が伝来する前の、神仙思想だけを受けている、工芸作品。
墳墓への埋葬品となるのだろうか。

 

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マンボウはもう、この頃から「まんぼう」
魚の正面顔って、何の役に立つのでしょうか。
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そのまま16室を突っ切って14室へ。
 
本館 14室  
作者不明の二点が非常に気になる 
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阿弥陀如来坐像 1躯 鎌倉時代(12~13世紀)静岡・願生寺蔵
愛染明王坐像  1躯 鎌倉時代(13~14世紀)重文
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f:id:itifusa:20130830220710j:plain浄瑠璃寺伝来 十二神将象  辰神、巳神、戌神、申神の四体が出てたので、普段撮れない角度で何枚か激写。
 
 
本館 11室 彫刻
十二神将立像 12躯 鎌倉時代(12~13世紀) 神奈川・曹源寺蔵 重文
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時代からも、シチュエーションからも慶派と目される。
先の運慶の特集室 十二神将象と比較ができていいね。
神奈川や、静岡は侮れない。
 
 
本館 3室
 きれいなお像がいらしたので。
f:id:itifusa:20130830221115j:plain明らかに慶派とは違う顔立ちだけど、流麗で繊細な法衣のしわや、截金文様が美しい。
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f:id:itifusa:20130830221900j:plain自然の姿が発する絶妙なカラーコーディネートで巻物はスクロールされてる。
巡る季節の「よかった探し」だ。
 
 
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見立反魂香鈴木春信筆江戸時代(18世紀)中判 錦絵
 
 
本館 18室
近代美術 絵画・彫刻
 
岩倉具視像  安藤仲太郎筆明治時代(19世紀)
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三条実美像原田直次郎筆 明治時代(A-729)
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どっぷり日が暮れて、開けた視界が全面ブルー。
きれいだけど、暑さの余韻は湿度に変わってる。
小さなコウモリが、何匹も変速的に飛んでる。上野の何所にこんなに生息してるんだろう。
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