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びぶりおてか

私家版 Caffè Biblioteca

バーミヤンに学校を建てた中道さんのお話

 

バーミヤンの教育事情について、奈良女子大国際交流センターの中道貞子先生のお話を拝聴。

 

中道先生は、2005年に、バーミヤン中心部から車で1時間程のチャプダラに、自費で学校を建てられた。
女子児童の就学状況に対する思い、建設が完了してしまうと案件を手放してしまう国際NGO団体、学校機能の運用と支援の継続、それらに伴う私たちには想像のつかないご苦労の数々は、笑い話の様で全く笑えないお話であった。

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日本が行なっている多額の支援も、留学生の受け入れも、ちぐはぐのまま行われているような現実。

彼らに今大切なのは、「なぜ、学校に行って勉強をするのか」という、基本5教科以前の教育(啓発)が始まったばかりのところ。
平和を導き出す大切な基盤のところにある。

 中道先生は支援の継続のため、開校以降も毎年バーミヤンの地を訪れ、学校の参観、教師への直接指導を行われていたが、2013年のご訪問を最後に大使館へ何度掛け合ってもビザが発行されなくなり、今年もやはり発給されなかったとの事。

平和と教育、この尊さを軽んじてはいけない。バーミヤンへの道はまだまだ遠い。

 

◆◆追記◆◆

この日、研究会に同席されていた安井さん。

1月放送の世界ふしぎ発見バーミヤンのレポートを協力されたそう。

第1421回大いなる人類の遺産 メソポタミアシルクロード
2017年1月14日 夜9時~
東洋と西洋の文明が交じりあったシルクロードの交差点
これまで一度も取材出来なかった国・アフガニスタンの遺跡を紹介?

バックナンバー|TBSテレビ:日立 世界ふしぎ発見!

 最新のバーミヤンの映像となります。

タリバンに爆破された東西両大仏窟の修復が進められている光景も。イタリアの山岳地帯専門の足場職人や美術修復職人が大きく貢献しているとのこと。たしかに、大聖堂の修復をなどを年がら年じゅう引き受けている彼らの得意分野かも。

近年、大仏の復興を願う地元の人々の声もあり、33mの東大仏復元が協議されている。西大仏は55mと巨大(東寺の五重塔の高さ)であることと、負の遺産として現在の状況を修復保存する向き。

各国から集められた援助金が、国道整備に費やされているが、分断された土地や、潰される遺跡、複数ある民族間の問題を引き起こすトリガーにもなりかねない。

安井さんからの最新の通信が下記で拝読できます。

アフガニスタン文化研究所 NEWS LETTER 第46号
 2017年春に想う・・・・・(写真:安井浩美)
アフガニスタンに生き続ける平山イズム(ユネスコ・カーブル事務所 長岡正哲)
安井浩美のアフガニスタン便り(写真:安井浩美)