敦煌1日目7/31-⑥ 開会記念祝典
19時。未だ暮れることのない夕刻。日本本州では見ることのできない地平線と覆いかぶさるような砂漠の空に車窓へ釘付けになる。
20時から開始となる莫高窟陳列センター前広場での「平山郁夫展」開幕式に出席するため、この旅初の莫高窟へ向かう。
この景色は、滞在の5日間、毎日のように見続けるが、全く見飽きることがなかたった。というより、砂漠を舞台に妄想(回想による)が途切れることがなかったというかんじ。
日本の異常な猛暑を忘れさせる爽やかな風と空気。
会場には続々と要人も着席される。中国がどのくらいこういった文化事業に力を入れているかが伺え、そういったところに、この国の発展が揺るぎないものになりつつあるのを感じさせられる。
文化をないがしろにすれば、その国は滅びるのだ。と、改めて叫びたい。わが国へ。
会場にバスが到着すると、べっぴんさん揃いの式典コンパニオンの方々が出迎えてくださる。こんなお花を着けてもらっちゃったり。
そのまま会場へ案内され、そこまで大した人間ではないのでちょっと申し訳ない気持ちになる。お花は記念にちゃんと持って帰ってきた。
莫高窟陳列センターは竹下首相(当時)が敦煌を訪れた際、全面出資によって建設が決まった。横井大使はその時の担当外務官であったため、その場で担当に任命されたとのこと。その後、完成を見る前にアメリカ大使館への着任となり、H28年の中国着任により初めて完成した陳列センターを訪れることができたのだそう。さすが流暢な中国語と日本語とでスピーチをされていた。
テープカットのリボンが太かった。。。
この式典の様子は、日本で翌日にはNHKで放送もされたとのこと。すでにネット記事は削除されてしまっているので、こちらの画像でどうぞ。